ＦＰよもやまばなし

メタボ基準は｢腹囲が男性８５ｃｍ以上、女性９０ｃｍ以上」となっていますが、この基準の見直しがあるかもしれません。

この基準、実は医学的なデータの裏付けないと言われています。

また、国際的な機関のデータでは、各国のメタボ基準は、男性よりも女性の方が腹囲は細いのに、日本だけが男性の方が太いという異常事態が起きています。

小泉政権のとき、医療費を抑制するために、メタボ健康診断の導入を急ぎ、数字合わせによって生まれた基準らしいのです。

そこで、現在厚生労働省の研究チームが２４０００人の健診データを解析していて、腹囲と生活習慣病の関係を調査しています。

来年の３月までに結果をまとめる予定です。

現在までに、「男性９０ｃｍ、女性８０センチ」が新基準の予想値として言われています。

こうなると、現在４０歳以上の男性の２人に１人はメタボまたは予備軍となっていますが、基準が変わると男性の対象者が一気に減るようです。

これで影響を受けるのは、「メタボ関連」で急拡大しつつある健康市場。

女性はどうなのでしょうか？
対象者は増えるのでしょうが、男性の減る人数に比べれば、増え方はそれほど多くないかもしれません。