FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

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日本の金利が下がりました

10/31に、日銀が政策金利を引き下げました。

10月初旬の世界各国の協調金利引き下げには、「日本は十分低い」と言うことで、同調しなかった日本でしたが、"影から"政府の要請もあったようで、ついに引き下げました。

日本が金利引き下げに動いたのは7年ぶり。
2001年に「0金利」にして、しばらく金利が0のときが続き、2006年に金融引き締めに転換し、少し金利が付きました。

今回の金利引き下げは、0.5%を「0.2%」引き下げ、0.3%にしました。

現在世界各国の金利引き下げ幅の最小単位は、「0.25%」が慣習となっています。

日本でも金利引き下げ予想がマスコミ等で報道されてから、やはり「0.25%の引き下げ」が伝えられ、
株式市場、為替市場には0.25%の金利引き下げが織り込まれました。

しかし、結果は0.2%の小幅引き下げとなったため、10/31の市場は"期待を裏切られた"との思いから、株は下がり、為替も一時円高になりました。

日銀が政策金利を決めるのは、8人の委員による会合での多数決によります。
0.2%の引き下げに、賛成が4人、反対が4人に別れ、決断は日銀総裁が賛成し、0.2%引き下げが決定しました。

しかし、反対者の内3人は「0.25%引き下げ」を主張したため、0.2%には反対したようです。

金融危機の中で、世界中が一致団結して事に当たっているとき、市場の空気が読めないと、しっぺ返しを食らいます。

ただ、この0.2%には、それなりに意味があって、
0.5%から0.25%引き下げると、次回引き下げを行うと、日銀として一番嫌がる"0金利"に戻ってしまう恐れがあります。

そのため、今回は0.2%の引き下げとし、次回の引き下げ余力を残したようです。


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