FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

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資産運用ではリバランスが重要(その2)

資産運用ではリバランスが重要ですが、その「やり方」や「頻度」はいくつか考え方があります。

◎ リバランスのやり方

1.配分比率が大きくなったものを売り、その資金で、配分が小さくなったものを買うことで、当初の配分比率に戻す。

ここでの注意点は、コスト。

・大きくなったものは、利益が出ますので、売れば税金がかかる。
・小さくなったものを買うということは、場合によっては手数料がかかる。

2.余裕資金がある方は、配分率が大きくなったものはそのまま持ち続け、余裕資金で小さくなったものを買い増しすることで、配分比率を元の比率に戻す方法。

・この方法ならば、税金は掛かりませんので、”課税が繰り延べられる”効果が出てきて、税金分は”複利の効果”が大きくなります。

◎ リバランスの頻度

頻度については、「配分比率がどの程度変わったら行うのか」と言う決め事が大切です。

1%~2%程度変わったところでやると、リバランスの回数は増えます。
回数が増えるとコストもかかり、複利の効果も薄れていきます。

また、少しの比率の変化は、実は価格の上昇初期の段階にあるので、利益を逃すこともありえます。

投信や年金運用では、配分比率にもともと数%~5%程度の余裕を持たせており、この余裕率を超えて配分率が変わったら”機械的”にリバランスを行うことが多いようです。

ですので、月に一度は、運用状況を確認して、「5%程度配分率が崩れた」時に、リバランスを行うのでも良いかもしれません。

もっとも、”機械的”に「1年に一度」リバランスを行う、と言う決め方でも良いかもしれません。
その日に確認して配分比率が崩れていれば、リバランスを”必ず”行うというやり方です。

リバランスの実行で大切なのは”機械的”に行うこと。
ここで迷いは禁物。
自分の感情と闘いましょう。


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資産運用ではリバランスが重要(その2)