FPよもやまばなし

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株の”塩漬け”のボーダーライン

日経ヴェリタスに、暴落した株価が元の価格に戻る「復元力」について調査した記事が掲載されていました。

昨年の株価の暴落で”塩漬け”を決め込んだ方も多いと思いますが、日本の代表的な企業である「東証コア30社」の調査結果によると、

上場来高値を付けたあと、大きな下落にみまわれ、しかし、元の高値まで復活している企業の株価を見てみると、こんな答えが出てきました。

「半値8掛け、5割引き」
(証券業界で一般的に言われているのは”半値8掛け、2割引き”です)

高値が100であった場合、半値=50%の水準の8掛け=80%の水準から、5割引き=50%引いた株価までであれば、暴落しても、元の高値に復活する可能性があるという見方です。

高値 100⇒ 50(半値)⇒ 40(8掛け)⇒ 20(5割引き)

つまり高値から80%の下落であれば、復活の可能性があるといこと。

例えば「任天堂」は、90年8月に高値を付け、その後95年6月までに82%落ちを経験。
しかし、2000年2月には高値を上回りました。
任天堂はその後も上昇、下落を繰り返しながら、現在は再度上昇中です。

そんな例は、三菱地所、コマツ、KDDIにも見られるようです。

しかしソニー、NTTは90%近くの下落となっており、元の高値までの上昇は厳しいとの見方。

トヨタやキャノンはまだ70%程度の下落なので、いつかは復活する可能性があるというわけです。

そして、東芝、シャープ、三菱重工業、三井物産は80%前後のため、ボーダーライン。

それぞれの企業の将来向けての対策次第では、”塩漬け”戦略も良いのかもしれません。


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株の”塩漬け”のボーダーライン