日経新聞に「リタイア後の夫婦の生活費、月にいくら必要?」と題して、アンケート結果が掲載されていました。
回答は、子供がいる男女618人。
平均は23万円となりました。
・10万円未満 ・・・ 4%
・10~20万円 ・・・ 33%
・20~30万円 ・・・ 50%
・30~40万円 ・・・ 11%
・40万円以上 ・・・ 2%
現役時代の生活費との比較では、現在の生活水準をあまり落としたくない気持ちが現れています。
「現役時代の6~7割ぐらい」 ・・・ 35%
「現役時代より少し少ない」 ・・・ 21%
「現役時代とほぼ同じ」 ・・・ 20%
その他 ・・・ 24%
老後の生活費については、「生命保険文化センター」が3年に1度同様の調査をしています。
最近の調査結果は平成19年のもので、4059名の回答です。
・15万円未満 ・・・ 4%
・15~20万円 ・・・ 10%
・20~25万円 ・・・ 29%
・25~30万円 ・・・ 16%
・30~40万円 ・・・ 20%
・40万円以上 ・・・ 2%
・わからない ・・・ 19%
平均は23万円で、日経新聞と同様な結果となっています。
尚、こちらの質問の仕方は、「老後の最低日常生活費」です。
一方、「ゆとりある老後生活費」の質問では、平均38万円となっており、
最低日常生活費に上乗せする15万円の使いみちとして、
「旅行やレジャー」がもっとも高く、「趣味や教養」「身内とのつきあい」「日常生活の充実」が続いています。
子育てに追われ、家族のために一生懸命働いた後は、”自分のために生活したい”気持ちが現れています。
但し、気をつけてもらいたいのは、この「豊かな生活」の38万円であれば、老後生活が楽しく送れるわけではなく、
・住宅の修繕
・車の買い換え
と言った大きなお金がかかる費用は入っていません。
簡便に老後の生活費(60歳~85歳)を計算すると・・・
○最低の生活 ・・・ 23万円×25年×12ヶ月 = 6900万円
車の買換え・・・ 150万円×3回 = 450万円
家の修繕 ・・・ 150万円×2回 = 300万円
計 7650万円
○豊かな生活 ・・・ 38万円×25年×12ヶ月 =11400万円
車の買換え・・・ 150万円×3回 = 450万円
家の修繕 ・・・ 150万円×2回 = 300万円
計 12150万円
一方で老後の収入は、公的年金が基本となります。
平均的な厚生年金受給額は、2004年のデータですが、
男性19万円、女性11万円となっています。
年金が受給されるのは65歳以降です。
夫婦がともに会社員であったならば、夫婦の年金収入は30万円。(これは恵まれている夫婦;妻の働き方で年金は大きく変わります)
○ 30万円×20年×12ヶ月 =7200万円
税金、社会保険料を考慮すると、実質手取りは6500万円程度。
こうなると、
○ 「最低の日常生活」を送るには、60歳までに1200万円程度の準備が必要で、
○ 「豊かな生活」を送るには、5700万円程度の準備が必要になります。
退職金を当てにする人も多いかもしれませんが、住宅ローンを抱えていると、退職金で返済する人も多く、あまり当てにはなりません。
やはり現役時代にしっかりと「お金に働いてもらう」必要がありそうです。
回答は、子供がいる男女618人。
平均は23万円となりました。
・10万円未満 ・・・ 4%
・10~20万円 ・・・ 33%
・20~30万円 ・・・ 50%
・30~40万円 ・・・ 11%
・40万円以上 ・・・ 2%
現役時代の生活費との比較では、現在の生活水準をあまり落としたくない気持ちが現れています。
「現役時代の6~7割ぐらい」 ・・・ 35%
「現役時代より少し少ない」 ・・・ 21%
「現役時代とほぼ同じ」 ・・・ 20%
その他 ・・・ 24%
老後の生活費については、「生命保険文化センター」が3年に1度同様の調査をしています。
最近の調査結果は平成19年のもので、4059名の回答です。
・15万円未満 ・・・ 4%
・15~20万円 ・・・ 10%
・20~25万円 ・・・ 29%
・25~30万円 ・・・ 16%
・30~40万円 ・・・ 20%
・40万円以上 ・・・ 2%
・わからない ・・・ 19%
平均は23万円で、日経新聞と同様な結果となっています。
尚、こちらの質問の仕方は、「老後の最低日常生活費」です。
一方、「ゆとりある老後生活費」の質問では、平均38万円となっており、
最低日常生活費に上乗せする15万円の使いみちとして、
「旅行やレジャー」がもっとも高く、「趣味や教養」「身内とのつきあい」「日常生活の充実」が続いています。
子育てに追われ、家族のために一生懸命働いた後は、”自分のために生活したい”気持ちが現れています。
但し、気をつけてもらいたいのは、この「豊かな生活」の38万円であれば、老後生活が楽しく送れるわけではなく、
・住宅の修繕
・車の買い換え
と言った大きなお金がかかる費用は入っていません。
簡便に老後の生活費(60歳~85歳)を計算すると・・・
○最低の生活 ・・・ 23万円×25年×12ヶ月 = 6900万円
車の買換え・・・ 150万円×3回 = 450万円
家の修繕 ・・・ 150万円×2回 = 300万円
計 7650万円
○豊かな生活 ・・・ 38万円×25年×12ヶ月 =11400万円
車の買換え・・・ 150万円×3回 = 450万円
家の修繕 ・・・ 150万円×2回 = 300万円
計 12150万円
一方で老後の収入は、公的年金が基本となります。
平均的な厚生年金受給額は、2004年のデータですが、
男性19万円、女性11万円となっています。
年金が受給されるのは65歳以降です。
夫婦がともに会社員であったならば、夫婦の年金収入は30万円。(これは恵まれている夫婦;妻の働き方で年金は大きく変わります)
○ 30万円×20年×12ヶ月 =7200万円
税金、社会保険料を考慮すると、実質手取りは6500万円程度。
こうなると、
○ 「最低の日常生活」を送るには、60歳までに1200万円程度の準備が必要で、
○ 「豊かな生活」を送るには、5700万円程度の準備が必要になります。
退職金を当てにする人も多いかもしれませんが、住宅ローンを抱えていると、退職金で返済する人も多く、あまり当てにはなりません。
やはり現役時代にしっかりと「お金に働いてもらう」必要がありそうです。