2023年度の保育園~大学までの教育費は1400万円~1900万円

FP鈴木

2024年04月10日 08:30


文部科学省が2021年度の子供の学習費、2023年度の進学先別の大学教育費の調査結果を公表し、東京私大教連が東京地区の13の私立大学の新入生の教育費を公表しましたので、これらを参考に、1歳の保育園から大学卒業までの22年間の進学先教育費をグラフ化しました。
※文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」2022年12月21日公表(2年に一度調査)
※文部科学省「令和5年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金」2023年12月26日公表
※東京私大教連が「私立大学新入生の家計負担調査 2023年度」2024年4月5日公表
※小中高は2021年のデータ。最新テータの公開は2024年末頃。

・1歳~3歳の保育料は住民税額によって保育料が異なります。また子供2人が同時期に保育園に通うと2人目の保育料は半額となります。4歳~6歳の保育料は無料です。(認可外保育園は無償化の限度があります)

・小学校~高校の教育費には学校に支払う費用(入学金、授業料、給食費、教材費、修学旅行費、学級費,PTA会費、文具代等)だけでなく、通学費や塾、習い事の費用も含まれています。

・大学については、入学金(初年度のみ)、授業料、施設費、通学費に、自宅外通学者の仕送り費を4年間分で496万円を加算しています。(東京私大教連調査の新入生の住居、生活の準備金68万円と年間の仕送り費107万円の4年間分)


子供にはできるだけ教育機会を与えたいし、望むものはかなえてやりたい気持ちはありますが、
どの進学コースを望む(あるいは親が勧める)のかによって、大学卒業までの費用はずいぶん異なります。

1歳になる歳から保育園に入れて大学卒業まで全て国公立の場合で、1464万円。

1歳になる歳から保育園に入れて、小学校、中学校は公立、高校は私立で、大学は私立理系となると、1921万円。

大学進学に一番お金がかかりますので、オギャーと生まれてから高校卒業までの18年間でしっかり準備することが大切です。





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